旅の扉

  • 【連載コラム】ヘルシー目線でアジアの旅をスナップ!
  • 2017年8月9日更新
Asian Wellness Journey アジアン・ウェルネス・ジャーニー
ライター・エディター:河辺さや香

美しくておいしい国・日本で学ぶ、オーガニックのこと

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オーガニックとは「有機の」という意味ですが、みなさんはそれ以上についてどのくらいご存知でしょうか?私自身オーガニックフードには関心があり、普段から意識的に選ぶようにしているのに、お恥ずかしい話きちんと説明できるほど詳しく知らないのが現状でした。そんな中、山梨県の「カルタファーム」でオーガニック・ワークショップが開催されたので、参加させていただきました。
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今回私が伺ったのは、山梨県・笛吹市にある「カルタファーム」。オーガニック野菜を個人やレストラン、ショップなどに宅配・販売している農園で、年間に60種もの野菜を育てていらっしゃいます。実際にその畑を見ながら、有機野菜についていろいろと教えていただきました。
また、オーガニック料理の資格「オーガニック・クッキング・ソムリエ」の講師の方による講義や、米国のオーガニック製品を広く世界に啓蒙する機関「オーガニック・トレード・アソシエーション」によるプレゼンテーションなど、勉強させていただくにはまたとない機会!とっても学びの多い1日だったので、そのうちの一部をシェアしたいと思います。


健康な野菜には虫や病気がつかない!
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「カルタファーム」の畑に案内していただいて最初に思ったことは、どこからどこまでが畑なのか区別がつかなかったこと。とにかく至るところに草が生い茂っていました。
「カルタファーム」の代表・根津和彦さんは、このように答えてくれました。

「ここでは自生している草を生かしながら、野菜と自然との共生を図っています。ほとんど防虫をしていないのは、草にも虫がつくように分散させているからです。野菜自身が病気や虫に対する抵抗力を持ち、自分たちの力で育つように、1つの生態系を作っています。そもそも健康な野菜には病気や虫はつかないんですよ。」

なるほど、これぞ本来の自然の姿なのですね。農薬に頼らず自分自身の力で育った野菜は、張りや色、味わいが違いました。もちろん大きさも色もまちまちですが、個々に勢いというか、生命力を感じました。


“オーガニック”と“ナチュラル”には違いがある
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「OTA(オーガニック・トレード・アソシエーション)」の代表・モニークさんが、オーガニックに関して人々が誤解していることを、わかりやすく説明してくれました。そこで印象に残ったのがこんな解説です。

「“オーガニック”と“ナチュラル”という2つの言葉を混同しがちですが、れっきとした違いがあります。“オーガニック”というと、何も手を加えていないもの、遺伝子操作をしていないものと捉えられがちですが、実は透明性が高く、厳しいスタンダートがあるのです。当然、きちんと法律によって規制されています。これに対して“ナチュラル”とは、ありのまま、何の規制もないことを指します」

オーガニックとは何か?と検索すれば自分でも調べられる時代ですが、なかなかこういった違いはわからないもの。“オーガニック”と名のつくものは有毒な殺虫剤や肥料、抗生物質、科学成長ホルモンなど、使用を禁止されているものが明確です。こうしてきちんと管理されているからこそ、安心して食べられるんだと改めて見直しました。


オーガニック料理には、水を使った調理法が向いている
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「オーガニック・クッキング・ソムリエ」を主宰する日本オーガニックライフ協会・代表理事、はりやま佳子さんによると、オーガニック料理には水を使った調理法が一番向いているとのこと。
その理由は、「煮る」「炊く」「ゆでる」「和える」「蒸す」などの調理法は1年を通していつでもできるし、油を使う料理に比べて環境に対する負荷が少なくて済むから。ヘルシーであることはもちろんのこと、オーガニック農産物の目指す着地点が「環境保全効果」であることからも、理にかなっていると思いました。
日本は美しい水が豊富な国ですし、これらはまさに和食の調理法そのもの。恵まれた環境と食文化を考えると、もっとオーガニック文化が根ざしてもいいように感じました。

はりやまさんの講義では、オーガニックの基礎知識から料理入門、健康に関することまで、様々なことを教えていただきました。


個人の関心が、社会全体へとつながっていく
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日本もオーガニック文化が浸透してきていますが、まだ農家さんに対するリスペクトや、野菜の個体差について理解している人が少ないのが現状。もう少しオーガニックフードに対する教育が必要だと、主催者の方はおっしゃっていました。今回私が教わったオーガニックの基礎知識は、きっと個々のモノの見方を変えてくれるだろうと思いました。

日々の生活にオーガニックを取り入れるきっかけは、“安心・安全なものを口にしたい”という気持ちがほとんどですが、ゆくゆくはそれが自分以外の生活やシステム全体を変えていくことに繋がります。日本という恵まれた環境で暮らしている恩恵を享受して、本質的なものにきちんと目を向けていきたい。美しい山間の畑で過ごしたひとときは、そう強く思えた素晴らしい体験でした。

【取材協力】
カルタファーム(http://farm.culta.co.jp/) 
OTA (https://www.ota.com/) 
日本オーガニックライフ協会(http://www.organicnihon.org/) 

ライター・エディター:河辺さや香
出版社勤務、北京・上海・シンガポールでの生活を経て、現在は東京を拠点にフリーランスとして活動中。アジア女性ならではのヘルシー&ビューティーなライフスタイルに関心を持ち、漢方養生指導士(漢方スタイリスト)や養生薬膳アドバイザー、他にジュニア野菜ソムリエの資格も持つ。各媒体に旅、食、料理、健康にまつわるトピックスを執筆中。“アジアを旅するライターユニット”Tom☆Yam(http://www.team-tomyam.com/)のメンバー。
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